ジャラール・ウッディーン・ルーミー(Mawlānā Jalāl al-Dīn Muḥammad Balkhī / Rūmī, 1207–1273)は、 ペルシア語文学における最も重要な神秘主義詩人の一人である。 叙事詩・抒情詩・散文など幅広い作品を残したが、 中でも大叙事詩『精神的マスナヴィー』(Mas̱navī-ye Maʿnavī)は「ペルシア語のクルアーン」と称され、 ペルシア語文化圏はもとより、欧米においても高い評価を受けている。
『精神的マスナヴィー』は、ルーミー以前から語り継がれてきた多くの逸話を用い、 イスラーム神秘主義(スーフィズム)の思想を、人々にわかりやすく説き明かした作品である。 その深い洞察と豊かな物語性により、古今を通じて幅広い読者に親しまれてきた。
本データベースは、ルーミーの没年に最も近い時期に編纂されたコニヤ版(Qūniyah / Konya) を基礎資料としている。 2025年度中には、第4巻までの入力が完了する見込みである。
2025年度末時点では、語(1〜数語)、半句(メスラー)、行(ベイト)といった 多層的な単位での検索・表示が可能となっており、今後も制作と改良を継続することで、 日本におけるペルシア文学研究およびイスラーム思想研究に資する有用な研究支援ツールとして発展していくことが期待される。